北方少年少女による表敬

更新日:令和4年8月4日 総理の一日

 令和4年8月4日、岸田総理は、総理大臣官邸で北方少年少女(北方領土元居住者の3世・4世等の中学生)による表敬を受けました。

 7人の少年少女が、それぞれ北方領土への思いを語った後、総理は、次のように述べました。

「皆さん、今日はよく総理官邸まで来てくれました。そして今、ひいおじいさん、ひいおばあさん、おじいさん、おばあさんなど、元島民の皆さんの思いを受け継ぐ皆さんの話を聞かせていただきました。
 皆さんの言うとおり、戦後75年以上たつわけですが、日本とロシアとの間においては、まだ平和条約が結ばれていません。
 そして、ロシアによるウクライナ侵略によって、当面交渉することも難しい状況になってきてしまっていますが、ただ、北方領土問題を解決して平和条約を締結するという政府の方針は、全く変わることはありません。
 是非、こうした思いを皆さんと共有しながら努力を続けていきたいと思いますし、そして今、墓参りを含む北方四島交流等事業も当面難しい状況になってしまっていますが、それを踏まえて、今現在行われています洋上慰霊につきましては、政府としてもしっかりと支援していかなければならないと思っています。
 こうした問題を解決するためには、何よりも政府と国民の皆さんが一体となってこの問題を考え、活動していく、これが大事だと思いますし、元島民の皆さんの思いをできるだけ多くの国民の皆さんに知ってもらうということも大事なことだと思います。
 日本の将来を担う若い皆さんには、是非、これからも皆さんのそれぞれの思いを積極的に発信してもらいたいと期待しています。これからの皆さんの活躍に大いに期待して、今日、総理官邸に来てくれた皆さんに対しての御挨拶とさせてもらいます。どうぞ皆さん、引き続きよろしくお願いします。ありがとうございました。」

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